肺炎球菌ワクチン接種のご案内
肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。
これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
肺炎は死亡原因の第3 位となっており、成人の肺炎のうち25%~40%は肺炎球菌が原因と考えられています。
定期接種と任意接種について
肺炎球菌ワクチンは一部公費による助成金が受けられます。
助成は2種類あります。
①65歳以上が対象の「定期接種」
②川越市在住の75歳以上の方を対象とした「任意接種」 |
助成金額は同額で、どちらか一方しか受けられません。
どちらも、助成を受けられるのは生涯1度限りです。2回目の接種からは全額自費となります。
ご自身がどの助成対象となるかは、下記フローチャートでご確認ください。
助成対象者確認用フローチャート
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接種手順
1日目 |
①事前に一度ご来院いただき、医師の診断を受けていただきます。 ※ワクチン専用の予約はございません。一般予約でご予約ください。WEB予約はこちら |
②診断をもとに患者様とご相談のうえ、ワクチン接種日をお決めします。その際にワクチンの予診票もお渡しいたします。 | |
2日目 | ③後日、ワクチン接種日になりましたら、下記持ち物を持参の上クリニックまでお越しください。 |
当日の持ち物
※任意接種を受けられるのは、川越市在住の75歳以上の方で過去の接種歴の条件を満たした方のみです。(上記フローチャートでご確認ください)
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予防接種の注意点
予防接種を受けることができない方
①接種当日、明らかに発熱(37.5°以上)のある方
②重篤な急性疾患にかかっている方
③肺炎球菌ワクチンの成分によって、アナフィラキシーショック(接種後30分以内に起こるひどいアレルギー反応)を起こしたことのある方
④その他、医師の判断により予防接種を行うことが不適切な状態にある方
他の予防接種との間隔
一般的には、肺炎球菌ワクチン接種前に、生ワクチンを接種した場合は27日以上の間隔を空けます。
接種を受ける方の体調や持病も関係しますので、詳しくは接種をする医師にご相談ください。